学生による授業紹介

法学部 学部案内2024

2023/06/01

学生による授業紹介

科目名:憲法1

法学科3年 W.S.さん
担当教員:岡野 誠樹 准教授


憲法1では、中学や高校の社会科で扱った、自由権や平等、公共の福祉といった法律の根幹となる部分を中心に取り扱い、より深く立体的に捉えていきます。合憲か違憲かという記号的なものだけではなく、用いられた学説や解釈といった判決に至るまでのプロセスを学ぶことができ、憲法を巡る議論に対しより当事者意識を持ち接するようになるとともに、それら議論は人々の生活を踏まえてこそ意味を持つということも実感できました。判例を扱う際に先生が仰っていた「事実関係を把握することが大事」という言葉はとても印象深く、全ての法学科目に通ずるものです。憲法で学んだ法の基礎や事実関係の把握の重要性は、その後の様々な分野の法を学ぶ上でも活きています。

科目名:Anglo-American Law B

国際ビジネス法学科2年 K.Y.さん
担当教員:Brandon Whittaker 特任教授


Anglo-American Law Bでは、アメリカの法制度全般について英語で学ぶことができます。とりわけ、アメリカの統治システムや選挙制度、憲法といった行政の根幹となる法制度から連邦刑法や不法行為法、契約法などの個別具体的な法律までと幅広く取り扱います。はじめは英語を使って内容を理解するということに大変苦労しましたが、文献を読み込むという作業を通じて徐々に英語に慣れていくことができたと思います。そのなかでも、私は経済学的側面と深い関係のある不法行為法が大変面白いと感じました。
また週に1度、授業内で取り扱ったテーマについて書いたコメントペーパーを提出します。返却されたコメントペーパーには、先生からのコメントだけでなく、英文の添削までされているので、正しい英文の書き方も学ぶことができます。

科目名:現代政治理論

政治学科3年 H.N.さん
担当教員:川崎 修 教授


川崎先生の現代政治理論の授業では、高校で扱った倫理や政治経済の知識を基に、現代政治における基本的な理論や理論家についての専門的知識を習得します。どのような理論家がどのような理論を打ち出したのか、それぞれの時代や歴史背景を踏まえて学びました。一見すると頭がこんがらがりそうな内容ですが、聞いたことはあるけれど説明しろと言われると難しいような用語、理論家同士の縦と横の繋がりを分かりやすく学ぶことができ、自分の頭の中でパズルのように知識が繋がって行くところが面白いです。政治理論家の名前自体は耳にしたことがあるようなものが多く、得た知識を他の場面で活かすことが出来るため、この授業だけで完結せずに更に知識の幅を広げる土台になるのが魅力の一つであると感じます。
※本記事は「法学部 学部案内2024」をもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。