基礎文献講読・基礎演習学部の特徴

基礎文献講読・基礎演習

基礎文献講読と基礎演習は、法学部が1年次生向けに用意している、大学における学び方を身につけるための授業です。基礎演習(法学基礎演習、政治学基礎演習)は、基礎文献講読で身につけた学修方法を法学政治学の専門的な問題に応用し、より専門的な学修を自ら行うことができるようになることを目指します。

[基礎演習の例]

  • 地球温暖化や児童兵などの国際的課題について国際法の視点から考える
  • 子どもの機会格差を取り上げ、「豊かさ」とは何か問い直していく
  • Future Skills Project(企業から課題を提示してもらい、チームで取り組み、成果を出してゆく)

当たり前の正解なんてない!

高校までは、教科書を中心に、学ぶべきことがほぼ決まっていました。大学では自分で授業を選び、わからないところを調べ、自分の考えをまとめなければなりません。さらには問題自体を自分で発見することが求められます。

法学部が大学に入学したばかりの1年次生に向けて開講している基礎文献講読は、大学における学び方の基礎を身につけるためのゼミナール形式の授業です。

基礎文献講読は、2つの大きな目的を持っています。1つ目は、本の読み方や参考資料の調べ方、報告の準備や議論の仕方、レポートの書き方など、大学の勉強を進めるための技術や方法を身につけることです。2つ目は、これからの勉強のための基礎的な考え方や知識、専門的なコトバや論理の組み立てを学習することです。

そのために使われる材料はさまざまです。一人ではとても読めないような分厚い本を精読することもあるし、短い論文や記事を数多く読むところもあります。判例をもとに事件の背景について調べたり、テーマを決めてディベートをしたりすることもあります。

やり方はいろいろですが、基礎文献講読では唯一の正解などない問題を徹底的に考えるという経験をすることができます。その経験を共有することで、皆さんはきっとサークルや語学クラスで出会うのとはまた異なる種類の仲間を得ることができるでしょう。

学生からのメッセージ

正解が一つでない問題へ取り組む面白さ

法学科1年
M.Y.さん


大学に入学する以前は、法学部というと覚えるべき知識が多い学部、という印象がありました。実際に必要となる前提知識は多いですが、基礎演習を通して自分の持つ考えと学んだことを用い、正解が一つではない問題に取り組んでいく面白さを知ることができました。簡単には答えの出ない問題にとことん向き合うという学びの姿勢は、自分の考え方を成長させてくれたように感じます。

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。