学生によるゼミナール紹介

法学部 学部案内2025

2024/05/29

学生によるゼミナール紹介

演習[国際法模擬裁判]

政治学科3年次 H.S.さん
担当教員:岩月 直樹 教授


岩月ゼミでは、全国の大学が参加する国際法模擬裁判大会に出場します。模擬裁判大会では、架空の国家間紛争に関する問題文について、法的議論を準備し、裁判官役を務める大学教授・外交官・弁護士らの前で弁論を行い、法的技術を競います。取り組む問題は現実の事件を素材にしているため、今世界で起こっている紛争を実践的に学び、理解することができます。ニュースで報道される問題を、事実として知るだけでなく、国際法の視点を持って考え、自分の言葉で説明することができるのは、教科書を読むだけでは得られない学びであると感じます。また、大会に向けてチームで本気になって取り組むことで、ゼミ生とは学年を超え、「共に学び合う仲間」になることができます。

演習[AIが民法に与える影響]

国際ビジネス法学科3年次 R.A.さん
担当教員:幡野 弘樹 教授


幡野先生の演習では、各回でAIと民法に関連した課題論文が設定され、それぞれの報告担当者が論文の内容をまとめ、論点を提示します。そしてグループに分かれ、議論するというのが授業の流れです。それに加え、法政大学の大澤ゼミと合同演習を開き議論を行ったり、幡野先生と親交のあるオタワ大学の教授をお招きして国外の知識を取り入れたり、東京家庭裁判所に行ったりと法学全般に関する知見を広げる機会が多く設けられています。授業で扱うAIという分野は、これからの私たちの生活に、より密接に関わってくるようになり、それに伴い様々な法的問題も生じてきます。この分野は、比較的に新しいので、まだ前例のない問題を仮定して議論することもありますが、興味のある方には履修をおすすめします。

演習[ルソーの『エミール』を読む]

政治学科3年次 A.T.さん
担当教員:安藤 裕介 准教授


安藤先生のゼミでは、理想の教育書とされているルソーの「エミール」について学生が自身の経験を踏まえて、ルソーの主張の是非から議論を交わしています。哲学書というと難しいイメージがありますが、例えば子供の早期教育に賛成かなど、個人的に気になることも話し合うことができます。授業外イベントは主に2つあり、1つ目は9月に静岡県で合宿が行われ、「君たちはどう生きるか」という本について議論をしました。2つ目は12月に他大学とのプレゼン大会が行われました。同じ立教大学生でもそこに辿り着くまでの過程は人それぞれです。自分の価値観に固執せず、他人の価値観に触れるチャンスだと思うので、何か新しい発見をしたいという方にはおすすめのゼミです。
※本記事は「法学部 学部案内2025」をもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

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