学生によるゼミナール紹介

法学部 学部案内2024

2023/06/01

学生によるゼミナール紹介

演習[法教育実践 / 子ども・若者法の研究]

法学科4年 M.K.さん
担当教員:山口 敬介 教授


山口ゼミでは、まだ法を学んだことがない中高生に向けた授業を準備し出張授業を行っています。授業のテーマ選定から訪問先の学校へのアポイントメントまでを学生が一貫して行うことで、社会との繋がりを形成しながら法やルールの背景にある「価値観」や司法制度の「機能」や「意義」についての学びを深めることができます。昨年度は「アルバイト」「肖像権とSNSの使い方」「模擬裁判」「定期購入トラブル」「名誉棄損と表現の自由」のように、中高生にとって身近なものから法学部らしいものまで幅広いテーマを取り上げて、授業を行いました。授業ではディスカッションを用い、能動的な参加を促すことで、大学生にはない中高生ならではの発想や新鮮な意見から私たちゼミ生自身も多くの刺激と学びを得られていると感じています。

演習[労働法・社会保障法]

国際ビジネス法学科3年 T.Y.さん
担当教員:島村 暁代 教授


島村先生の演習では、学生たち自らが社会保障法や労働法に関連するマイテーマを設定し、毎回報告者が判例や事例を使って制度の課題や問題点を見出します。そしてそれらを議題とし、メンバー全員でディスカッションを行っていくというのが授業の流れになります。これらの演習に加えて、9月には軽井沢で合宿を行ったり、時には社会福祉協議会の方をゲストスピーカーに迎えたりと社会保障法・労働法に関する知見を広げる場がたくさん設けられています。社会保障法と労働法は、国民の「安心」や生活の「安定」を支えるセーフティネットであり、私たちの生活と密接に関係しています。そのため自分たちに身近な法律の勉強をし、知識をつけたい方はぜひ履修してみてください。

演習[政策の効果検証]

政治学科3年 Y.Y.さん
担当教員:原田 久 教授


原田ゼミでは、政策評価の手法であるランダム化比較実験について学んでいます。これは、「ある政策が本当に効果のあるものなのか」という根本的な問題に対して、実験対象のランダム抽出と対照実験を通して検証するものです。数班に分かれ、実際に実験を行った地方公共団体に赴いてヒアリングを行い、考察を行って論文を書くなど、プラグマティックな勉強をできるのが私たちのゼミの特徴です。ランダム化比較実験自体、医学から取り入れられた比較的新しい実験手法なので、門外漢の分野における知的好奇心をくすぐられる刺激的な授業となっています。また、公務員の仕事に身近で触れることができるとても良い機会を得ることができ、自分自身の成長につながりました。仲間たちと多角的な議論を重ね、たくさん発言し、頼り頼られながら勉強ができる素晴らしい環境だと感じています。
※本記事は「法学部 学部案内2024」をもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

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