教員教員・研究

法学科

アダチ エイジ

安達 栄司

教授

安達 栄司

主要担当科目 民事訴訟法

私の専門は民事訴訟法です。民事の紛争を解決するための裁判手続の全般を研究対象にしています。もめ事の渦中にいる当事者・関係者はもちろんのこと、国家の裁判制度に関心を寄せるすべての人が納得できるような紛争解決を導くために、誰が、どのような場所で、どのようなやり方で、どのような条件のもとで裁判が行われるべきかをいつも考えています。理想の裁判制度を実現するために、外国の裁判制度にも大きな関心を寄せて調べることもあります。将来、弁護士や裁判官になって、人々の平和で幸せな未来を実現するための仕事をしたいと考える人には、是非この民事訴訟法を学んでほしいと願っています。

イワツキ ナオキ

岩月 直樹

教授

岩月 直樹

主要担当科目 国際法

法律学は不合理さと雑然さに満ちた日常世界を自分の視点で、自分の思考で理解し、捉え、そして他者に精確に伝えるための学問です。あるいは、私たちや私たちの身の回りの人が日常の中で感じているけれどもうまく表現できない思い、そうした思いを明確な言葉として伝え、対話を可能とするのが法律学であると言っても良いでしょう。私の専門は国家間の法的な問題を扱う国際法ですが、そこでもこの法律学のエッセンスは変わりません。むしろ、国際関係という国内社会とは異なる環境においてこそ、法律学の真骨頂が現れるように思います。単なる論理操作以上の知的な営みとしての法律学をぜひ学んでください。

オカノ ノブキ

岡野 誠樹

准教授

岡野 誠樹

主要担当科目 憲法

憲法という科目は、大学に進む前に触れる機会が多い部類に属するでしょう。このことは二つのメリットを伴うように思います。一つは、単純に関心を寄せやすいことです。ですが、或いは次のように言う人もいるかもしれません。多少詳しくなるにせよ、どこかで聞いた話の繰り返しなら、興味をそそられない、と。私の個人的経験を以てこれに応答すれば、そうとも限りません。寧ろ、理解に曖昧さが残っていた事柄について、クリアーな新画像を得られた場合には、新鮮な驚きを齎すものです。これを得るチャンスが、憲法という分野は却って多いかもしれません。メリットの第二です。一緒に「驚き」を探求してくれる方を、待望しています。

カイセ ユキオ

貝瀬 幸雄

特別専任教授

主要担当科目 比較法

法と法学に関心をもつ理由はさまざまでしょう。伝統のある学問は懐が深い。まずは億劫がらずに講義を聴き、演習で仲間と議論を楽しんでください。隣接分野の読書もお勧めします(例えば、プラトン『国家』)。私は国際倒産法・国際民事訴訟法といった高度にテクニカルな領域から出発し、現在のところはヨーロッパ民事訴訟法史と比較法学の基礎理論を中心に研究を進めています。前者は、ローマ=カノン訴訟がどのように変容を遂げつつ各国に受容されていったか、現在の民事訴訟制度につきハーモナイゼーションがどのように進行しているかを、歴史学の成果を借りつつ分析するものです。Enjoy!

カワシマ キョウスケ

川島 享祐

准教授

川島 享祐

主要担当科目 刑事訴訟法

刑法によれば、Aさんを殴って怪我をさせたBさんは、傷害罪で処罰されます。刑事ドラマでは刑事が被疑者を逮捕して終わりとなることが多いですが、現実の世界でBさんに刑罰を科すには、警察官が捜査し、検察官がBさんを起訴し、裁判所が、Bさんの言い分を聞いたうえで、間違いなくBさんがAさんを殴って怪我をさせたのだと判断しなければなりません。刑事訴訟法という授業では、このような刑事手続を規律する様々なルールを勉強することになります。そして、その際には、「ルールの存在理由を考え、それを踏まえて目の前の問題を解決していく」という思考方法を身につけてほしいと考えています。

カワムラ ケンジ

河村 賢治

教授

河村 賢治

主要担当科目 商法

私の専門は商法ですが、その中でも特に会社法と金融商品取引法を研究対象にしています。いずれの法律も市場経済システムの根幹を支える重要な法律です。人間の欲望をエネルギー源とする市場経済システムは、私たちの生活を豊かにする一方で、環境問題や社会問題なども引き起こしています。こうした問題をも解決できるような市場経済システムにしていくためには、どうすればよいでしょうか。皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

カンバシ カズヒコ

神橋 一彦

教授

神橋 一彦

主要担当科目 行政法

大学は、学問を修める場であるとともに、将来に向けて「自分探し」をする場でもあります。大学時代、真剣に自分と向き合い、「自分探し」するかしないかで、卒業後のあり方も変わってくるようにおもいます。私は、高校を卒業する時に、恩師から、大学では「本を読め」「外国語を勉強しろ」「恋愛をしろ」と3つのことを言われました。どれほどできたかは心もとないですが、恩師が言わんとしたことは、この「自分探し」ということではなかったかとおもいます。私は、皆さんに専門の行政法の教育を行うことはもちろんですが、立教大学で皆さんと人格的な触れ合いの機会があることを、楽しみにしています。

コバヤシ ケンタロウ

小林 憲太郎

教授

小林 憲太郎

主要担当科目 刑法

法学部では主に法律の勉強をします。では具体的にどういうことをするのかというと、素人さん(←法律を知らない人)には同じようにしか見えない2つのケースの違いを見つけ、逆に彼らには全然別モノだと感じられる2つのケースの共通点を見つける練習をします。新入生にこの話をすると、「本当にそれだけ?」と疑いの目で見られるのですが、卒業する頃には分かってくるようです。私の専門は刑法ですが、手始めに新聞を片手に考えてみましょう。「3人の被害者が殺されたA事件で犯人は死刑になったのに、同人数が殺されたB事件では無期懲役にしかならなかった。両事件のどこが違うのだろうか?」

サエキ マサヒコ

佐伯 昌彦

教授

佐伯 昌彦

主要担当科目 法社会学

私が専攻する法社会学では、まず、法が社会の中で実際にどう作動しているのか、どのような機能を果たしているのかという点に注目します。そのような社会の中での法の作動の在り方を調べるために、法社会学の領域では、社会学、心理学、経済学、文化人類学など、様々な研究分野の知見・方法を参照し、活用しています。これらの多様な方法に基づく研究にも触れながら、社会における法の作動について考える視点を持ってもらえればと思います。また、実社会における法の作動や機能、そして、その限界を踏まえながら、より良い法の運用や法制度のあり方を考えていく視点をお伝えできればと思います。

ノザワ マサミチ

野澤 正充

教授

野澤 正充

主要担当科目 民法

私が専攻する「民法」は、売買や賃貸借など、身近な生活関係を扱っています。そのため、かつては、その範囲が国内に限られ、ドメスティックな領域であると考えられてきました。しかし、現在は、例えばインターネットによって、個人でも海外の会社や個人との間で物の売買をすることが容易です。まして事業者間の契約では、海外との取引が日常です。また、生活関係の規律は、古くから国を問わずに必要であり、民法の起源も古代ローマにまでさかのぼります。民法(あるいは法律)を学ぶ、ということは、現代のグローバル社会の理解に必要不可欠であると共に、みなさんの知的好奇心を大いに刺激するものであると思います。

ハラダ カズアキ

原田 一明

特別専任教授

原田 一明

主要担当科目 憲法

憲法も法律学の一分野ですから、その勉強の仕方は、事実関係を確定し、それに憲法条文や関連する様々な法律を解釈し、適用するという法律学の王道が、当然のことながら、メインになります。ただ、憲法問題には、民法や刑法上の問題とは異なって、個別事案の解決を超えて、価値観が鋭く対立するという特色があります。身近な法律問題のわりには、最終的には「神々の争い」になりかねない要素を含んでいますから、政治学、歴史学などの法学隣接諸領域の学問を駆使して解決策が探られることも珍しくないのです。要するに、憲法は、法律学の入り口であるとともに、出口でもあるのです。どうですか、一緒に勉強してみませんか。

ハラダ マサカズ

原田 昌和

教授

原田 昌和

主要担当科目 民法

民法は皆さんにはなじみがないと思います。あるいは、自分は民法のお世話になったことはないぞと思っている人も多いかもしれません。ですが、たとえば、朝配達された新聞を見ていると、広告が入っていたので、電車でデパートに行って洋服をクレジットカード払いで買ったといった日常の場面でも、あたかも空気のように、民法は私たちの暮らしを支えています。幸い私たちは、民法を全く意識せずに生活していられるわけですが、ひとたび何らかのトラブルがあると、民法が私たちの生活の背後でどのように働いているのかが問題になります。私たちの日常を法律の目で覗くとどのように見えるか、興味ありませんか?

フカマチ シンヤ

深町 晋也

教授

深町 晋也

主要担当科目 刑法

法学部では、社会の様々なもめごとを、法という「道具」を使って解決するために必要となることを学びます。その中でも、刑法は、一定の悪いこと(これを犯罪といいます)をした人に対して、国家が罰するための仕組みを扱っています。しかし、ある行為がどのような場合に処罰されるのかを考えるとき、実は色々と面倒な話が関係してきます。例えば、親の財布からお金を取る場合と、知らない人の財布からお金を取る場合とを比べてみると、刑法という道具を使って解決すると、かなり違った結論になります。それはなぜでしょうか。講義では、ぜひたくさんの「なぜ」に接し、考えてみてほしいと思います。

フジサワ ハルナ

藤澤 治奈

教授

藤澤 治奈

主要担当科目 民法

みなさんは、法律の勉強と聞くと、条文を調べたり暗記したりする「ちまちま」とした作業を思い浮かべるかもしれません。でも、実際のところは少し違っています。私の担当する民法を例にとれば、勉強をしているうちに、「なぜ契約を守らなくてはいけないのだろう?」「日本の金融システムはどうなっているのだろう?」といった大きな問題に向き合うことになるでしょう。大学では、講義や演習を通して、こうした法律学の奥深さに触れてみてください。

ホウ スギョン

許 淑娟

教授

主要担当科目 国際法

ある国の法を知ると、その国の社会や伝統、仕組が見えてくることがあります。私の専門の「国際法」は、国家と国家の間の法、国際社会の法です。つまり、国際法を知ることは国際社会の仕組を知ることにつながります。国際社会を具体的にイメージするのは難しいですが、日本が国際社会の一員であり、また、皆さんが日本の社会に暮らしている以上、皆さんも国際社会の一員です。皆さんの属している共同体の中で最大のものである国際社会の仕組みを知るために、国際法の知識を道具として身につけてはいかがですか。やや使い難い道具ではありますが、国際法を通じて見た景色は斬新なものだと思います。

マツド ヒロシ

松戸 浩

教授

松戸 浩

主要担当科目 行政法

情報化社会の進展で大学の知的優位は揺らいでいるようにみえます。しかし目的に基づく検索はえてして幅の狭いものとなり、またネットに転がる様々な言説の全てが十分な検討を経て発せられたものとは限りません。法律学は長い歴史の中の知的営為の積み重ねの上に立つ学問です。それぞれの専門分野で研究を深めた教員の語りが様々な授業で展開されます。学生の皆さんはこれに接することで、社会事象には様々な要素があり、今後の長い人生でどう思考すべきかを学ぶことができるでしょう。またこれにより、大学は結論を与えてくれる場ではなく、教員と共に悩むところであることが分かると思います。

ヤマグチ ケイスケ

山口 敬介

教授

山口 敬介

主要担当科目 民法

皆さんは、法律学にどのようなイメージをお持ちでしょうか?六法全書に載っている条文をひたすら覚えるものと思っていませんか?そうではありません。例えば民法では、ある人が「不注意」で他人にケガをさせてしまった場合、どのような「不注意」があれば賠償責任を負うのか、そのルールが採られているのはなぜか等を学びます。そして、種々のルールの検討を通じて、「法的な見方からは、社会(で発生する問題)はどのように捉えられるのか」を知ることができます。また、この「法的な見方」は不変ではありません。法律学にも他の学問と同様、まだ解明されていない課題が存在し、その解明が試みられています。皆さんに「法的な見方」の現状・課題の一端をお伝えできればと思います。

ヨネムラ コウタロウ

米村 幸太郎

教授

主要担当科目 法哲学

専門は法哲学です。あまり役に立たない・答えのなさそうな・抽象的な分野に聞こえるかもしれません。うん、強くは否定できません。ただ、人間は役に立つ・答えがはっきりした・具体的な事柄ばかり考えていられるわけではないでしょう。法や政治を学ぶ中で、あるいは大学生活で、目下の学習や人生には役に立たないとわかっていても抽象的な大きな疑問が頭をよぎる瞬間はきっとあるはずです。そして、もしかするとそれは法哲学者が悩んでいることと重なるかもしれません。少なくともその疑問はあなただけのものではない、ということを法哲学の学習は教えてくれると思います。

ジョン チャンオク

鄭 燦玉

助教

鄭 燦玉

主要担当科目 基礎文献講読

法を勉強する目的は、単に法条文を暗記するということにとどまらず、それらを適切に解釈して、個々の事案を解決するための方法を学んでいくことにあります。法を勉強していく中で、判例、学説といった概念に接するようになりますが、法学の初心者としては判例や通説が示す解釈を無批判的に受け容れがちでしょう。しかし法学は、数学とは違います。判例も通説も、法条文の解釈に向けての複数の観点の一つにすぎず、それらが正解だと断言できないわけです。自分にとって最も説得的であると考えられる判例や学説を自分の意見として消化し、さらにはそれらを発展させた自分なりの法的ロジックを構築していく練習を一緒に行ってみませんか。

スズキ タケシ

鈴木 孟

助教

主要担当科目 基礎文献講読

私が専門とする国際法は、現在岐路に立たされています。昨今の国際情勢では、国際法を軽視した各国の行動が目立っているからです。では、国際法は無意味な存在なのでしょうか。国際法を利用(時には濫用)して自国の利益を追求する場合であれ、国際社会全体の共通利益を実現するために国際法を通じて協力する場合であれ、各国が国際法と全く無関係に行動することはなく、むしろ国際法を常に意識して行動しています。力が支配するように見える国際社会で、法はどのような役割を担っており、また担うべきなのか。法学部で国際法や関連国内法を学ぶことは、国際社会の動きを理解する一助になるでしょう。

モリタ ダイゴ

守田 大悟

助教

守田 大悟

主要担当科目 基礎文献講読

憲法は、条文が少なくて抽象的で、他の法律科目よりも取り組みづらい、とよく言われます。確かにそのような意味での難しさが、憲法にはあるかもしれません。しかし憲法は、隣接分野とも大いに関係するので、当初有していたある一つの関心に対して様々な視座から取り組むことができるという魅力を持っていると思います。例えば私自身の経験に即して申し上げれば、当初は歴史に関心があって憲法を学び始め、学習・研究を進めるうちに、法学的な部分に新しい関心を発見するということもあると思います。授業、演習において、こうした発見をして頂ければと思います。

国際ビジネス法学科

アキモト ナオコ

秋元 奈穂子

准教授

主要担当科目 英米法

日本の法学部でなぜアメリカ法を勉強するの?時間割の「英米法」を見てそんな感想を抱くかもしれません。アメリカでは、連邦政府のみならず各州も主権を持っています。例えば不法行為法は州毎に異なり、多くの場合「法典」がありません。民事訴訟でも陪審制度があるほか、強制的な証拠開示手続や高額な懲罰的損害賠償といった日本では見られない強力な手段が備えられています。長い時を経て出来上がった法制度は、その国の歴史と社会を反映しています。アメリカ法を学ぶということは、アメリカの社会を知ることでもあり、またそれを知ることで日本の法制度の深い理解や新しい見方にも繋がるはずです。

アサツマ アキユキ

浅妻 章如

教授

浅妻 章如

主要担当科目 租税法

国家の側から見ると、人々から公平に租税を集めねばなりません。私人の側から見ると、人々が取引をする際、幾らの税金が課せられるかを無視して取引を仕組むことは冒険的です。租税法を学ぶことは、公と市場の両方を学ぶことを意味します。また、租税法は法学の一分野ですが、経済学の一分野である財政学・公共経済学とも深い関わりを有しています。租税法は、法学と経済学が交錯する領域でもあります。法学らしくないという印象を持たれるかもしれません。一見複雑でとっつきにくそうに見えるかもしれない租税法ですが、公的・私的・法的・経済的思索に耽ってみませんか。

シマムラ アキヨ

島村 暁代

教授

島村 暁代

主要担当科目 労働法・社会保障法

法律というのはおそらく知らなくてもそれなりには生きていくことができます。しかし、知っているととても役に立ち、強みになります。そして、自分や大切な人たちを助けてくれることがあります。私が担当する労働法や社会保障法は、人々が働きながら生活していく上でのさまざまなルールを定めたもので、みなさんの生活とも密接に関連するとても身近なものです。複雑な制度をできるだけ基礎からわかりやすく、少しでも紐解いていければと願っています。

タオカ エリコ

田岡 絵理子

准教授

田岡 絵理子

主要担当科目 Contract

弁護士や裁判官などの法律の専門家にならない方が、法学部で、民法を学ぶ意義はどこにあるか。私は、社会における問題を、民法の視点から「考えること」にあると考えます。民法によって解決される問題を考察すると、それに関わる当事者がどのような立場で対立する意見を述べ、何を求めているかを理解し、想像する力と、その問題を解決するための方法を導き出す力が鍛えられます。他者の立場を「想像する力」と、問題解決策を「創造する力」は、法学部を卒業して、どのような職業についても役に立つはずです。この想像力と創造力を鍛えるお手伝いができたらと考えています。

タカハシ ミカ

髙橋 美加

教授

高橋 美加

主要担当科目 商法

商法は主としてモノやサービスを提供する事業者の側に立って、どんな取引なら効率的でトラブルにならないのか、一人で事業をするのか組織を作ってするのか、事業をするためのお金をどうやって集めるのか、といったことを分析するため、皆さんの生活からはなじみの薄いものに感じるかもしれません。しかし現実には身近に商取引は存在するのです。身近な事例からスタートし、さらに想像力を働かせてみれば、現代社会の経済活動を構成する各種取引や、その主体となっている企業組織のありようを法的な視点から眺めることができるでしょう。皆さんが興味を持って勉強できる場を提供したいと考えています。

トウジヨウ ヨシズミ

東條 吉純

教授

東條 吉純

主要担当科目 国際経済法

貿易・投資等のグローバルな経済活動の進展とこれを支える技術革新は、主権国家による規律の及ばないグローバル企業を生み出すとともに、各国社会において深刻な分断と格差をもたらしました。英国のEU離脱やトランプ政権の誕生は、こうした状況を反映する象徴的な事件です。貿易・投資等を規律する国際ルールもまた大きな岐路に立たされています。戦後約70年間にわたって形成・発展してきた自由・無差別を原則とする国際ルールの「終わりのはじまり」とも思える出来事が相次いで起こっているからです。この歴史の転換期に生きる私たちは、一体どのように振る舞えばいいのでしょうか。一緒に考えていきましょう。

ハセガワ リョウ

長谷川 遼

教授

長谷川 遼

主要担当科目 知的財産法

知的財産法は、著作物や発明に関する法分野です。私たちの身の回りには、漫画や映画、お掃除ロボやスマホなど、様々な著作物や発明が溢れており、日々の生活を楽しく便利にしてくれています。著作権法や特許法は、こうした有益な情報を生み出す人々に、経済的対価を得る仕組みを提供し、創作活動を促すことを目的とする法律です。しかし、やたらと権利を強化するだけでは、かえって文化や産業を委縮させてしまいます。そこで、どのように制度を設計すれば、適切なバランスを達成できるのかが問題となるわけです。社会の情報化に伴って身近になったこの分野について、みなさんと一緒に考えていければと思います。

ハタノ ヒロキ

幡野 弘樹

教授

幡野 弘樹

主要担当科目 民法

私が法律の勉強をしていて初めて「面白い!」と思ったのは、大学3年生の初夏でした。民法のゼミ(少人数制の演習)である最高裁判決について報告をし、先生や他のゼミ生と討論をしながら、「教科書や判決文に書かれていることが唯一無二の正解であるとは限らない」と気付いた時、「これはすごく面白い!」と思いました。法律学は、ある意味で正解のない学問です。世の中に生じている様々な問題を前にして、先人の知恵を借りながら、自分自身の頭で考えて、より良い解決法はないかを試行錯誤する学問です。そんな法律学の面白さを皆さんにも伝えたいといつも思っています。

ハヤカワ ユウイチロウ

早川 雄一郎

准教授

早川 雄一郎

主要担当科目 経済法

独占禁止法は、市場競争を歪める行為を規制することなどを通じて、市場における公正で自由な競争を促進しようとする法律です。もっとも、企業の行為をやみくもに規制してよいわけではありません。企業の何らかの行動が、競争や消費者にとってプラスになるのか、マイナスになるのかを識別するのは、そう簡単ではありません。最終的には、企業の戦略的行動への理解が求められます。「なぜ、この企業はこういう行動をとるのか」についての洞察です。みなさんにはなじみの薄いところもあるでしょうが、ぜひ一緒に考えてみましょう。

ハヤカワ ヨシヒサ

早川 吉尚

教授

早川 吉尚

主要担当科目 国際私法

国際私法とは私人間、私企業間の国際的な法律関係をいかなる法(準拠法)で規律するかを定める法です。現代の国際社会はそれぞれに独自の文化を有する多くの国家から成り立っており、そうした文化の相違を反映してあい異なる法制度が国家の数だけ併存しています。こうした各国の法制度を平等な地位に置き、当該問題への密接な関連という観点から準拠法を選択しようというのが近代以降に確立していった国際私法の基本理念です。そこには、他国の法文化の尊重があります。講義やゼミナールを通じて、そうした様々な国の文化をみなさんといっしょに体験できたらと、願っています。

マツイ ヒデユキ

松井 秀征

教授

松井 秀征

主要担当科目 商法

現在のわが国では、これまで以上に経済領域のもつ意味が高まっているように思われます。みなさんも、ニュースなどで経済に関する話題を少なからず耳にしていることでしょう。商法は、企業の組織、取引などに関する法ですから、このような経済の問題にもっとも密接な関連を有する法のひとつです。つまり商法を学ぶということは、法の観点から経済を見ることにほかならないのであって、それは今日のわが国においては重要な視点だろうと思われます。私としては、以上のような問題に関心を持ったみなさんのお手伝いをできれば幸いです。

Dilton Ribeiro

ディルトン・リベイロ

特任准教授

Dilton Ribeiro

主要担当科目 Legal Presentation

My courses primarily focus on the legal aspects of international or borderless issues. Through my course, you will gain a better understanding of how law can settle disputes about what kind of global society we want and how law can contribute to creating a more just global society. I teach various courses related to human rights that will help you gain the knowledge required for future work in NGOs, NPOs, international organizations such as the United Nations, international courts, and government agencies. My classes emphasize critical thinking and analytical skills that can also be essential for further academic studies in international law and related fields. My research focuses on how regional human rights courts can decide complex cases where no laws exist to guide the judges. I look forward to meeting you all on campus.

Brandon Whittaker

ブランドン・ウィタカ

特任教授

主要担当科目 Anglo-American Law

My courses are taught in English, and are designed to equip you with a set of technical and practical skills that will make your transition from undergraduate life to graduate studies or the professional world smoother. While my classes tend to focus on the practice of corporate law in an international context, the analytical and critical thinking skills you will learn through individual study and by interacting with your classmates will be applicable to the work you may do in many other fields of study or professions. In my courses, I will incorpo - rate, to the extent possible, other considerations professionals should be aware of but that are not often taught in the classroom or on the job. These include interper - sonal skills, managing one’s career and the importance of introspection and self care. While my courses are generally designed to be relevant to all students, I believe that they will be of particular interest and benefit to you if you aspire to have a career abroad or if you would like to work in an international environment here in Japan. I look forward to seeing you on campus, and hopefully in class.

ミツハシ ヨウコ

三橋 葉子

特任教授

三橋 葉子

主要担当科目 法学特殊講義(Securities Regulations)

昨今、ビジネスを取り巻く環境の変化は激しく、関連する法制度もかつてない速さで改正される時代になっています。私の講義や演習では、特に動きの速い金融・資本市場に関する法制度について、日米の金融当局での実務経験も交えながら、日本語や英語で学びます。金融システムは、ビジネスや人々の生活を後押しするだけでなく、気候変動への対応、デジタル化の進展、スタートアップ企業の支援など、社会課題の解決に貢献することが期待されます。一方で、金融危機に学び、金融システムの安定を確保することも重要です。法制度への理解を深めて、金融・経済のダイナミックな動きを実感しましょう。

ヤクシマル ショウジロウ

藥師丸 正二郎

特任教授

藥師丸 正二郎

主要担当科目 キャリア意識の形成

皆さんは法学部ではどのようなことが学べると考えていますか?法学部は、法律家を目指す人だけが役立つ知識を学ぶ場所ではありません。法律は社会に存在する紛争を解決する手段でもあるため、法律を学ぶことにより、対立する当事者双方の立場から物事を捉え、利害関係を調整する能力を養うことができます。また法学部で論理的思考力を身につけることにより、法律そのものを取り扱う職業に携わらなくても、物事を多角的な視点から分析し、筋道を立てて考える習慣を身につけることができます。皆さんも、法学部で「法的なモノの見方」を身につけて社会を見てみませんか。

政治学科

アンドウ ユウスケ

安藤 裕介

准教授

安藤 裕介

主要担当科目 欧州政治思想史

人間は誰しも自分独自の「レンズ」を通して世界を見ています。あなたにはあなたの、私には私のモノの見方があります。しかし、こうしたレンズの枠や型に自覚的な人はどれくらいいるでしょうか?大学の授業では皆さんの持っているレンズの限界を知ってもらったり、あるいは磨きをかけたり、あるいはお互いのレンズの屈折に悩んだりする場を提供します。ネットでどんなに新しい情報を手に入れても、自分のレンズに無自覚な人は本当の意味で視野を広げられません。また、自分と異なる他者との対話はレンズの意識的な補整にもつながります。自分一人ではできないレンズのチェック、大学という場をぜひ活用して下さい。

オガワ アリヨシ

小川 有美

教授

小川 有美

主要担当科目 ヨーロッパ政治論

北欧のような福祉国家には憧れるけど、日本では消費税25%なんてありえない!よく聞く言葉です。では、なぜ貧しかった北欧でそんな福祉国家がありえたのでしょう?政治に「当たり前」は実はありません。大戦を繰り返したヨーロッパがなぜEUを続けようとするのか。ディケンズの小説の頃貧困と汚染が当然だった社会がなぜ環境福祉重視となったか。政治は可能性のアートといわれますが、可能性が現実となるにはどんなアイデア、たたかい、失敗と犠牲があったか。一見遠いヨーロッパの政治を学ぶと、政治の多様な可能性がリアルに見えてきます。

カワサキ オサム

川崎 修

特別専任教授

川崎 修

主要担当科目 現代政治理論

大学は迷うところです。科目の選択や教室の場所から始まって、就職や人生の方向づけまで、大学での4年間+αは迷いの連続です。そして、君が誠実な人なら、どの大学、どの学部に行っても絶対一度ならず後悔するでしょう。そんな中で、法学や政治学を君にすすめられるとしたら、それは迷いの学問だからです。不確定な未来や予測もつかない状況の中で、それでも何とか人々の共存を守ること、そんな法学や政治学の課題に「絶対」の正解なんてありません。社会とは、不安の中で手さぐりにかかわりあう人々のシステムなのです。君が、立教法学部の4年間に、迷い方のエクスパートになるお手伝いをすることができればと思います。

クラタ トオル

倉田 徹

教授

倉田 徹

主要担当科目 アジア政治論

20年余り前に中国語の勉強を始めたとき、私は周囲からしばしば「なぜ中国語を学ぶの?」と問われました。日本で中国やアジアに興味を持つ人は、当時はまだ多くなかったのです。今や中国語はすっかりメジャーになり、皆さんが同じ質問を受けることはないかも知れませんが、私はあえて、アジア政治を学びたいと考える皆さんに「なぜアジアを学ぶのですか」と問いたいと思います。この「なぜ」を深く追究すれば、あなたは自分が今本当に知りたいことは何なのかを、自ら発見できるかも知れないと思うのです。なぜなら、私たちがアジアを学ぶことは、他者を学ぶことでもあり、自身を知ることでもあるからです。

ササキ タクヤ

佐々木 卓也

特別専任教授

佐々木 卓也

主要担当科目 アメリカ政治論

ひとたび社会にでますと、煩雑な日常生活に追われ、人生哲学や社会のあるべき姿といった難問を思索する時間はなかなかありません。大学時代はこうした些か抽象的で、容易に答えのない問題を充分に思考し、議論できる人生の貴重な時でしょう。おそらくこれらの問題に対する明快な回答を見いだすことはできないでしょうが、少なくともそれを模索することは必要です。そのお手伝いをできればと思います。

スズキ アヤメ

鈴木 絢女

教授

鈴木 絢女

主要担当科目 国際政治

「日本はアジアの一員である」という主張に異議を唱える人はあまりいないでしょう。しかし、私たちはどのくらいアジアの隣人たちのことを知っているのでしょうか? 彼らがどのような社会を目指し、国際関係をどのような目でみているのか。「共同体」といいながら頻繁に対立が起こるのはなぜか。これらの問いに答えるには、隣人たちの世界観やロジックを分かろうとする努力が必要です。この知的営みは、隣人を理解し、深いつながりを紡ぐことを可能にするだけでなく、自分の思考を縛るさまざまなバイアスを浮き彫りにします。隣人を知り、自分を自由にした向こう側に、アジアの共同体が見えてくるはずです。

ソン ジェヨン

孫 斉庸

准教授

孫 斉庸

主要担当科目 政治過程論

日本は「課題先進国」であると言われることを聞いたことがありますか。これは、多くの国が共通の政策課題に直面するようになるなか、日本は比較的に早い段階からそのような課題を抱えてきていることを意味します。日本社会において、それぞれの課題をめぐって様々な政治アクターがいかに行動しているのか観察して得られる知見は、同じ問題を抱えている国々の政治の行方を理解する上でも大いに役に立つことになるでしょう。日本の事例から他の国々を理解する手がかりをみつけ、その比較から得られた知見をもとにさらに日本の政治過程に対する理解を深める、知的な往復作業に一緒に取り組んでみませんか。

ハラダ ヒサシ

原田 久

教授

原田 久

主要担当科目 行政学

なぜ、日本の公務員数は先進諸国の中で最少なのでしょうか?なぜ、日本の財政赤字は先進諸国の中で最大になったのでしょうか。なぜ、日本の省庁体制は先進諸国の中で最も変化に乏しいのでしょうか?……このように、日本の行政には数多くの「なぜ?」が存在しています。皆さんにとって、「なぜ?」はこれまで他から与えられるものでした。しかし、大学では、「なぜ?」を自ら発見することが求められます。これは大変難しい知的作業ですが、自ら発見した「なぜ?」の答えに辿り着いたときの喜びは格別です。行政学の講義を通じて、日本の行政に関する「なぜ?」を発見してください。

マツウラ マサタカ

松浦 正孝

教授

松浦 正孝

主要担当科目 日本政治史

あなたは何か問題にぶつかった時、どうしますか。昔自分が似たような問題に直面した時にどうやって切り抜けたか思い出してみたり、どうしてこのようなことになってしまったか考えたり、他の人はどうやって乗り越えたのかを家族や友人に聞くことは、大きな助けになるでしょう。同様に、日本政治史は、現在や将来の政治・外交を考える際に、問題解決のための豊富なデータを提供します。また、なぜ現在こうなっているのか、その原因を示すだけでなく、色々な角度からの異なる見方をも教えてくれます。私は、主に日本政治史を、経済・社会などとの関係やアジアの中の日本という視点から、長期的に考えます。

マツダ コウイチロウ

松田 宏一郎

教授

松田 宏一郎

主要担当科目 日本政治思想史

多くの社会では言葉が政治の重要なツールとなっています。日本もその例外ではありません。政治と深く関わりを持つ言葉が、歴史の様々な場面でどのように使われたかを検討することによって、政治の歴史的な研究を進めるのが政治思想史の役割だと私は考えています。たとえば「政治」という言葉自身もまた歴史の中で生まれ、多くの人に用いられて定着してきたものです。では「政治」という言葉がまだ存在しないときに、人々はどうやって「政治」について考えたり議論したりしたのでしょうか。この続きは授業の中でお話ししたいと思います。

ミノウラ リュウイチ

箕浦 龍一

特任教授

主要担当科目 公務実践演習

社会環境が大きく変わり続ける現代社会は、既存のお手本が役に立たない時代、常に経験値のアップデートが求められる時代であるとも言えます。

そのような中、大学生活を通じて、勉学だけでなく、趣味の活動や幅広い分野の他者との関わりを通じて、世界で唯一無二の自己を正しく見つめ、行動力、発想力、仮説力、検証力を身つけていただくことが大事だと思います。ぜひセルフ・リミッターを外して、大いに自身の知的創造力を成長させる学生生活を送ってください。

アンドウ ユウジ

安藤 有史

助教

主要担当科目 基礎文献講読

法学部はテクストをじっくり読むところです。読むことが苦手という人、つまらないと思う人もいるかもしれません。ですがそもそも私たちはテクストを読むということをどれくらい深く分かっているでしょうか。苦手だという人もつまらないという人も、合理的に書かれた文章は合理的に読めば普通に理解できるはず(だけど読めない/だからつまらない)という前提があるのではないでしょうか。実はそれほど単純ではありません。私が主に担当する基礎文献講読では、「読めて当たり前」ではなく「読めないのが普通」というところから、読むという作業を意識化して訓練します。読むとはどういうことかを一緒に考えましょう。

ナガノ カズシゲ

永野 和茂

助教

永野 和茂

主要担当科目 基礎文献講読

学生が「自ら学ぶ」姿勢が重要だとよく言われます。何事かを真剣に知りたいと願うとき、それは使命感あるいは好奇心によるものではないでしょうか。社会の諸問題に関心を抱く皆さんにとって、こうした動機はとても大切なものです。一方で、これからの大学生活を通して、この「自ら学ぶ」という行為のなかの緊張関係に気付くかもしれません。社会的使命感だけが燃料ではどこかで息が詰まる瞬間がきます。けれども、知的好奇心だけで軽快に筆が進むほど明るい話題ばかりでもありません。そんなときは、大学の仲間たちと議論しましょう。一気に解消するのではなく、矛盾を抱えたまま、皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。

ミヤウチ ユウスケ

宮内 悠輔

助教

宮内 悠輔

主要担当科目 基礎文献講読

私は主に現代ベルギー政治を研究しています。ベルギーは大きく2つの言語圏で構成された国で、地域への利益・権限の配分をめぐって対立が続いています。そんなベルギーについてリサーチを進めていくと、ベルギーが1つの国家として成立し続けてきた智慧を見出すことができます。しかし、この対立はベルギーの政治エリート達が問題の根本的な解決を先送りしてきた結果でもあります。このように、政治争点は見方によって複数の側面が浮かび上がってくるものです。皆さんには、法学部での学びを通して、本やニュースで論じられる政治争点をさまざまな角度から視る姿勢と技術を身に付けていただければと思います。

客員教員(法律系)

いしかわ ふみお

石川 文夫

客員教授

石川 文夫

主要担当科目 国際ビジネス法総合

皆さんが日々生活している日本の社会は法律により守られています。身近な例ですと、お店が「売りたい」という「申し込み」と、顧客の「買いたい」という「承諾」の意思表示の合致で成立する法律行為の一つが契約です。法学部の講義では、海外・国内を問わず日常生活や企業の事業活動の中でどんな法律が適用されていかなる根拠にもとづいて契約が締結されているか?などについて理解することが大事な目的の一つです。私の講義の一つである「企業のビジネス戦略と契約実務」では、海外・国内で行われている企業の事業活動内容を理解した上で、適用されるべき契約を考えて、その役割や内容を理解する考える力をつけることを目的としています。

ハタ カツユキ

畑 勝之

客員教授

畑 勝之

主要担当科目 演習

企業活動は取引の束と表現されます。取引を練り上げるには、契約前の準備と契約後の履行のプロセスに目配りする必要があります。契約を起点として取引に潜むリスクを分析し、履行を通じてリターンを確定させます。国際取引の世界はアングロサクソンモデルが優勢ですが、固有の社会的背景を抱えた多様なプレイヤーのネットワークでもあり、最新の法務情報を見据えてリスク交換のフォーマットを自在に着せ替えする必要もあります。国際法務にて活用されるリスク分析とインテリジェンスを携えて、世界を逍遥していきましょう。総合商社法務部で培った経験と絶えざる好奇心を皆さんと共有していきます。

在外招聘教員

タケナカ トシコ

竹中 俊子

在外招聘教授

竹中 俊子

主要担当科目 Intellectual Property Law

知的財産法は、一定期間の排他権を発明者や創作者に与えることで、芸術品や先端技術開発のインセンティブを与える制度です。国際条約によって国連主要国における知的財産権の保護が保障されていますが、自国産業のイノベーションを促進するため、各国独自の知財戦略が採用されています。アメリカやEUでは、知財を中心とした開発インセンティブを与えるエコシステムを作ることで、世界中から優秀な研究者やハイテク企業を集めています。私の講義や演習では、海外に学びながら、日本で画期的な発明や創作が生まれるためには、現在の知財制度をどう変えるべきであるかについて皆さんと考えたいと思います。

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